パン屋さん

今月のピックアップ 6

今月のピックアップ 6

コロナ下で落ち着かない日々と猛暑も続き、厳しい日々ですが皆さま如何お過ごしでしょうか。

ネガティブな話題が目に付く日々ですが、新たなにパン屋さんを始めようとする方たちもいらっしゃいます。

皆さん10年近く修業され、地元に帰る方、新たな希望の地で出店を目指す方たちです。

今回は自身で物件探しから始める方のお話になります。

 

物件を新たに探す際は「家賃、人の流れ、地域にはどんな層の人たちが住んでいるか」のリサーチが必要となります。

パン屋さんにとって地域性は、非常に問われてくると思います。物件探しは家賃や広さも重要ですが、地域にどんなひとたちが住んでいるのか?を把握することは重要になってきます。

ほかに最寄駅は各駅しか停まらないのか、急行は停まるのかほか、乗降客の数字は出店の参考にもなります。

物件が決まってもまだまだ決めなくてはならないことは山積みです。

パン屋さんの場合、厨房設備がある程度、決まったスペースの確保が求められるので家賃のみでは決めることは出来ません。

良い物件だったけど、床の耐久性が機器に耐えられなくて断念せざる負えない、朝早くから機器を稼働させることを大家さん、近隣は許可してくれないなど、開店への弊害は少なくありません。

パン屋さんの初期投資の中で大きなウェートを占める機器ですが、近年は各メーカーから出店パックのようなものもありますので、そういったブランを利用するのも良いかもしれません。

皆さん、好みの機器、使い慣れた機器など様々ですが、中古機器で経費を抑える傾向も見られます。

ただ、オーブン ミキサーなどは長く付き合う相棒なので新品の方が良いのかもしれません。中古を買ってみたが、故障が多く経費がかさんでは抑えた意味が無くなります。

オープンに漕ぎつけても様々な課題をクリアしなくてはなりません。

そのひとつがスタッフの問題です。人が集まらない場合、オーナーさんの労働時間は長くなる一方です。

年間通じてコンスタントな売り上げが見込めれば良いですが、殆どのパン屋さんは夏場は落ち込むので、材料費、光熱費など抑えが難しい固定費より人件費を抑えたくなるのは致し方ないのかもしれません。パートさんに勤務してもらい、お店を回すと言うのが多いようです。

本来なら信頼出来る正社員を雇い、責任を持って勤務してもらい、何れは独立してもらい、業界発展に貢献するのが理想ですが、、、

コロナの影響で生活様式は変わってきます。パン屋さんもこれから営業形態が変わってくるはずです。如何に時流にのるかが、パン屋さんに限ったことではなく求められてくるでしょう。

新たに出店する皆さんのお店も紹介していきたいと思っています。皆さんも近くに寄る機会がありましたら、訪れてみてください。

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