ガトー・バチュの歴史は古く、1653年頃は Gâteau Mollet または Pain aux œufs とい う名でフウラマン地方で呼ばれており、ガトー・バチュの原形でも卵黄とバターを使う特 色がみられる。
1900年にピカール地方でもこの菓子を確認され、その頃には地方のスペシャリテとし てガトー・バチュという名で呼ばれ、高く評価されていた。
北フランスでの認知度も高い。型は、キッチン用品のお店で普通に販売されている。
捏ね上げた生地は、カードですくって型に入れるくらい柔らかく、焼き上がった後、ナイ フを入れるともろい感じがある。
食感はキメ細かくケーキのスポンジ生地のような口どけで、甘さはブリオッシュより強く 感じる。
卵もバターも多くリッチな配合で縦、横様々なスライスで食べる楽しみのある製品。
レポートとイラストは奥田有香さんです。
(L‘atelier de KANDEL Tokyo「ラトリエ ドゥ カンデル トウキョウ」)
〒184-0013 東京都小金井市前原町 3-29-14 営業時間/10:30~13:00(昼休み約 60 分) 14:00~17:00 売切れ次第閉店
Gâteau Battu
ガトー・バチュ
配合
フランスパン専用粉 100%
生イースト 10%
塩 1.8%
グラニュー糖 25%
全卵 75%
卵黄 25%
無塩バター 65%
工程
準備 バターは柔らかくしておく。
ミキシング 縦型ミキサーにバターを除く全ての材料を入れ、ビーターで混ぜる。 滑らかになってきたら、バターを加える。 生地がつながって、滑らかになるまで混ぜる
フロアタイム 40分
分割 400g 16cmのバチュ型使用 カードですくって型に入れる。
ホイロ 28℃ 180分〜
焼成 165℃ 45分〜
焼きあがったら網に出して冷ます。