パン屋さん

パン屋のこゝろ得 7 ヴァンドゥーズは楽しい⁈

パン屋のこゝろ得 7

今回のこの企画は、「パンを楽しむ料理」をお願いしている鈴木優子さんのフランスのパン屋さんでの販売体験記をお届けします。

パンの国のヴァンドゥーズは楽しい⁈

(パンを楽しむ料理 7)と連動しています。(同店は現在、他のオーナーさんが継続し営業を続けているそうです)

オーナーとの約束でビエノワズリー終了後(後日紹介)は販売部門にて研修をさせてもらう事になっていた。再度交渉し、1週間午前中、1週間午後のシフトで入れてもらい、売り子生活が開始した。

なぜ売り子がやりたいかというと、日本と違う食文化を持った人達が何時に何を買うのか、どのくらいの頻度で同じお客が店を訪れるのか等を自分の目で確かめたいから。

今までも時間の有る時はお店に行って消費者の動向を観察していたけれど、やはり自分が直で接客するのとまた違う。

最初の一週間は午後をメインに忙しい時間帯に仕事をした。10:00-13:00のお昼のピークと16:00-20:00の夜のピークだ。

今までとは全く違う生活パターンになり、ペースつくりをする。深夜に起床するという緊張がなくなった途端風邪をひいてしまったが、普段鍛えているだけに、悪化することなく2日で完治。販売初日、同じ店だけれど、違う分野への挑戦でちょっと緊張した。が、チーズ屋研修にてフランス語での接客をやっていたし、店にあるパンやお菓子の名前・作り方などを知っているのが強かった。周囲のスタッフも普通に戦力として迎えてくれ、接客をしてみるとなんてことはなく普通にこなせた。

レジのタッチパネルの場所を把握するには時間がかかるが、お客さんに言われた通りの物は出せるし、商品の説明も出来た。パンだけでなくイーストを買いにきたり、家でピザをやるからパン生地をくれと言ってきたりするのは興味深い。

なるほど、自分で生地を捏ねるのは大変だからパン屋で生地を買うのは良い考えだなぁと関心。

果たして、日本のパン屋で生地を売ってくれる店はあるのか?!バゲット1つでも良く焼きが好み人もいればあまり焼けてないのをちょうだいという人もいる。形にはこだわらず焼き方にこだわるところがカッコ良い。おコメの炊き加減に好みがあるのと同じだろう。1日に2-3回買いに来るお客さんも結構いるし、バゲットを6本とか8本買っていく人もいる。ちなみにバゲットは4種類製造販売しており「トラディショナル」 「BIO(有機小麦使用)」「セレアル(8種の穀物入り)」「シャテーニュ(栗の粉入り)」

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