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たとえばこんな食の話 食べる思想

たとえばこんな食の話

食べる

我々日本人は季節を味わい、時には伝統製法のもと丹念に作られた上質な食事を楽しみます。和食の名のもとに朝、昼、晩と三回食事を摂ります。

しかし、諸外国に目を向けると、従来の食生活に疑問を持ち、様々な取り組みが成されています。

こんな食の話をお伝えしていきます。

ホアキン フェニックス「ジョーカー」で凄い演技を披露したのは記憶してる方も多いと思いますが。

PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)「あなたのキッチンから世界を変えて。ヴィーガンになろう」。ホアキンも動物性の食品を口にしないヴィーガンです。

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ホアキンはこれまでも動物の権利や環境の保護活動に熱心に取り組み、全国映画俳優組合賞(SAG賞)で主演男優賞を授賞した後、食肉処理場に直行するなど、屠殺を待つ動物たちのために祈りを捧げるイベントに参加しています。

またアカデミー賞授賞式の後にはロサンゼルスの食肉処理場から雌牛と生まれたばかりの仔牛を救い、自分の農場に連れ帰っています。肉の消費量を減らすことは環境を守る上でも有効だと評価されています。

ヴィーガンの他に、ベジタリアン、ペスカタリアン(魚介類は食べる)、フレキシタリアン(植物性の食品中心だがたまに肉を少々食べる)などです。

ペスカタリアン(Pescatarian)とはベジタリアンの一種と認識されています。「ペスカタリアン」はお肉は食べませんが、魚は食べます。卵、ミルク、チーズも大丈夫で、簡単に言えば、お肉やお肉ベースのスープや出汁は食べませんがそれ以外は基本的に食べます。

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「フレキシタリアン」聞きなれませんが肉と乳製品の消費を完全に断つのではなく、2040%減らした食生活への転換が推奨されているそうです。フレキシタリアンとは、柔軟を意味する「フレキシブル(Flexible)」と、「ベジタリアン(Vegetarian)」をかけ合わせた造語。ゆるい菜食主義者とも言われています。

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次にプラントベースに関し記します。

1.植物性の原材料のみで作られた食品

2.植物性の原材料を取り入れる食事法

まだまだ聞きなれない言葉ですが、ヴィーガンやベジタリアンに代わって近年台頭してきているキーワードです。健康志向を目指す人々が増えたことで注目されていますが、「こうしなければならない、こうしてはいけない」という概念がないため、初心者でもトライしやすいのが特徴です。

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アメリカでは健康志向に加え、動物愛護の観点からプラントベースの食事法を取り入れる人も増えてきています。また、プラントベースは断然環境に優しいというのも、人々の支持を得ている理由のひとつです。地球にとって何ができるかを考えた際に自分たちができることの一つとして「まずは肉食を減らす」ことを選ぶ人が増えてきているのだとか。

社会貢献の一環としてプラントベースに取り組みたいという企業が増えているそうです。

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ヨーロッパの肉消費量は、途上国より多いままで、諸外国で肉の消費が減っても、購買力の増す途上国がより肉食になるペースが上回るとされ、世界的な肉の生産量は2027年までの10年間で15%増えると予測されています。

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