パンフォーユー
今回はオフィス、個人宅にパンを届けるサービスを展開している「パンフォーユー」に関してお伝えします。通販などとの違いやオリジナルの取り組みに関して株式会社パンフォーユー包直也氏(パンスク事業責任者)にお話をお聞きしました。
はじめに御社が取り組んでいるサービスに関してお聞きかせください
包
2017年から事業をスタートしたのですが、当初は地方のパン屋さんのパンを冷凍して全国に配送するサービスを展開していました。
現在は3つの事業を展開しています。ひとつは、個人向けのサービス「パンスク」、次にOEMプラットフォーム「パンフォーユーBiz」になりますが、レストランやパンを販売している業態のニーズに合わせて
焼成冷凍パンを全国のパン屋さんからお届しています。
それは卸売と言うことですか?
包
当社のサービスの特徴は工場で大量生産している訳ではありませんので、カスタマイズなど先方のオーダーを受け入れられ易いところです。
そうですか、大量生産だと数が優先されがちになりますものね
包
100個からの小ロットに対応してますから、こういった業態では特徴的なサービスだと思っています。
そうですよね。
包
3つ目のサービスがオフィスの福利厚生という形で利用して頂いているサービス「オフィス・パンスク」です。オフィスビルで昼食をゆっくり摂ってもらいたいと考える企業の導入が多いですね。
確かに要望は多いのではないですか?
包
高層のオフィスビルであったりしますと、買いに行くだけで時間が掛かってしまったり近所にコンビニしかないと言うロケーションの会社もあるのですよ。用途はお昼ごはんに限ったことではないのですが、社内に冷凍庫を設置頂き、いつでもパンが食べられるような準備のお手伝いをさせてもらっています。
冷凍庫はどちら負担になりますか?
包
弊社が用意するプランが人気です。
それは優しいですね
包
3つの事業で共通しているのは、独自に開発した冷凍技術を用いまして、焼き立ての美味しさをお客様に届けています。
冷凍のパンとはどちらで焼かれているのですか?
包
全国にある提携先のパン屋さんにお願いしています。工場で一括生産などではありません。
完成品冷凍技術を駆使して事業を展開されているのですね
包
私自身、パンを食べることが好きでパンの食べ歩きをしていました。休日を利用して美味しいパン屋さんに訪れてはいたのですが、時間に限りもありますから、そんなに多くのパン屋さんを回るのも難しいのですよ。
話題のパン屋さんへ行ったからと言って、必ずしも希望通りのパンが買えるわけではありませんからね
包
そんな時にパンフォーユーを知って、個人向けのサービスの提案をしたのが「パンスク」の始まりになります。
包さんのパン好きから生まれたサービスなのですね。パン屋さんは基本的には地域の方を対象にせざるを得ない商売ではありますよね?
包
そうですね。パン屋さんはローカルな展開のビジネスですから。それと皆さん、忙しいですから新たな商圏の開拓はなかなか難しかったりします。だからと言って自店で通販事業に取り組むと意外と準備する物も多いですし。
確かにただ焼いて送れば良いと言うわけではありませんものね
包
弊社のサービスは受注からそういったところまで全てを網羅してます。ですからパン屋さんはパンを焼いて詰めて箱に封をして配送業者さんに渡してもらうだけです。
パン屋さんの苦手なところはフォローされているのですね
包
お客様からの問い合わせまでサービスは広く用意してありますからパン屋さんへの負担は少ないと思います。
スマホまたはPCがあれば簡単に導入出来ますね
包
パン屋さんに簡単に「パンスク」に参加してもらうための「パンスクモット」と言うシステムも、開始しました。このシステムによって、今後ますますパン屋さんが計画生産を可能にし収益を上げてもらえるように展開していきたいと思います。
「パンスク」は、お客様は色々なお店のパンが食べられるわけですから2980円はお得ですね
包
お客様からのフィードバックもお店に伝えられますし、今後のお店の戦略にも役立つ情報を取得できます。
マーケティングデータも手に入るのですか。
至れり尽せりですね。
包
現代はインターネットで皆さん、様々な情報を収集しますが、当たり前ですがご自身の好みのものを検索します。そうするとヒット数が多かったりするところばかり評価されがちになりますけど、私たちは本当に美味しいものを作っていてもまだまだ知られていないパン屋さんにスポットを当て、そういったパン屋さんが評価されるようなシステムの構築を目指していきます。
本日は有難うございました。
パンフォーユーの仕組みに関する詳細はこちらで見てみてください。
https://panforyou.jp/