パンの資料

パン note 食パン専門店

パン note

コロナ禍で取材に行けないため、コンテンツが少なくなってしまって、いつも閲覧頂いてる皆さんには、大変申し訳なく思っております。

この企画は、取材を通じて様々なパン、職人さんとお会いしてきてますが、そのあたりを記していければと思っております。

食パン専門店

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昨今、「高級食パン」「食パン専門店」などがブームですが、正直申し上げると食パンにそんなポテンシャルがあったのか!

と言うのが感想です。未だに新規参入があったり、既存の食パン専門店の出店も続いています。

スーパーでは、食パンは75円など低価格で販売され、明らかに客寄せ商品扱いの食パンが新たな市場を作るなんて考えてもいませんでした。

朝の食卓に並ぶ事が多い食パンは日本人の生活に直結しているため、価格的も上げるのは無理があるとも考えていました。

こんな意見は過去のものであって、食パン専門店はビジネスとして成立しています。

では、どうして食パンはブームを牽引するようになったのしょうか。

やはり特質した点を挙げるとすれば、従来の食パンの柔らかさを超えた食感に尽きると思います。液状の原材料をこれでもかと言うほど使いあの食感を生み出し、最終的にミックス粉になるなんて、そんな可能性は誰も見出していなかったからです。

出店もこれだけ多いとノウハウが確立されてくるので、物件さえ抑えればプロデュースも難しくありません。

店を出せば世論もほってはおきませんから、SNSなどで勝手に拡散されます、宣伝をする必要もほとんどないと言っても良いでしょう。

用途としては、贈り物として重宝されている高級食パンですからお土産的な存在と言うところもブームを起こすきっかけとなったはずです。お土産にしては価格が安く、誰からも喜ばれる食パン。少し安いカステラとでも言いましょうか。頂いた方は会話が弾む商品なのでしょう。

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出店も何年か掛けて地域に根付いたリテイルベーカリーの近くに店を出し、時間を掛けて作ったマーケットに入り込む。コンビニのようなビジネスも現代流のように感じます。

以前、近くに食パン専門店が出店した、リテイルのオーナーさんに「影響はありませんか?」と聞いたことがあります。「一時的なブームだろうし、長続きしないでしょう」と言う言葉が返ってきました。

リテイルベーカリーにいけば、食パン以外のパンが並んでいるわけですから、パン屋さんを生活の一部として利用している方々は食パン専門店には行かない、試しに一度、二度は行くが、週に何度も通わないと言うことだと思います。

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終盤戦なので、こんな話も記しておきます。

食パン専門店と強固な関係を気付いている問屋さんに聞いたところ、地方では、レストラン事業などを展開している企業の業績が良くなく(コロナ以前の話)食パン専門店を起業する動きが多いそうです。

そこで問屋さんにこんな提案をしてみました。食パン専門店で利益が出たなら、個人のパン屋さんに還元してみてはどうですか?

いつか、徹底してしまう可能性のある事業より、地域にずっと根付くべく、頑張ってるリテイルベーカリーに投資した方が長くビジネスが展開できるのでは、、、、

答えは皆さんも分かっていると思いますので明言は避けておきます。

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最初に書きましたが、高級食パンに関してまとめ終焉とします。

・食パンのポテンシャルを引き出してくれた

・専門店と言うビジネスをベーカリーで確立してくれた

・そして世間の人たちにパン食の素晴らしさの一端も見せてくれた。

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