「美味しいパンとは?」と問われると発酵による味や食感による美味しさが思い浮かびます。しかし美味しいだけでは、お客さんに受け入れてはもらえません。お客さんが美味しさに辿り着くまでには、美味しいと思わせるパンの外見、接客などがあって手に取ってもらえるのです。
その中で考えなくてはならないのが、時代や地域に合ったパンの価格設定です。
ここでは価格からパンの価値を再考し、パンの適正価格を考えていく企画をお届けします。
ベッカライ ブラウベルグ
〒108−0072 東京都港区白金3—9—6 営業時間 9時30分〜19時 定休日 毎週 日曜日 月曜日
白金と聞くと上品な印象を受けますが「ベッカライ ブラウベルグ」が位置する白金商店街は昔ながらの雰囲気をもったお店が並び、どこか懐かしさを思い出させる商店街です。2015年に都内ベーカリーで修行を経て店主青山泰生氏が奥様と共にオープンさせた「ベッカライ ブラウベルグ」。ドイツ語でブラウは「ブルー」「ベルグ」はマウンテンを意味するそうです。
この企画は東京の真ん中から始まります。
青山泰生さん
ブラウベルグはどんな店ですか
青山
地域の皆さんの為の店でありたいと思っています。修業先のベッカライ ブロートハイムの明石克彦さんの教えでもありますが、お客さんには笑顔で来店して頂いて、笑顔で帰ってもらう、そんな店でありたいと思っています。
笑顔で来店、笑顔で買い物をしてもらうとは、なかなか大変なことではありますね
青山
確かに簡単なことではありません。パンを売るだけではなくて、お客さんとの対話も大事だと思っていますから、お声掛けもさせてもらっています。
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